藤井風1st Album『HELP EVER HURT NEVER』
リリースパーティーがあったんですね。
私が風くんを知ったのはアルバム発売後だったので、このリリースパーティーには参加できませんでした。
すべてを知りたいけれどそれは叶わず…
でも、断片的にですが知ることができました。(情報拾えたら追記していきます)
※11/28、公式アプリに「セルフライナーノーツ」が公開されました!
それに伴い漢字やカタカナの表記、「 」の有無など細かい部分を正しく修正しました。
自宅からゆる~い感じで安定の緑ジャージで終始リラックスした雰囲気だったんですね、風くんらしい。
そして…
「ワシな セルフライナーノーツっていう自分で説明しとる あの~文章みたいなのを大昔…
大昔じゃないけど ちょびっと前に書いとったんで それをあの~ 読みながらいきますね。」
これは興味ある!
ということで、あちこち探してみました。
リリースパーティーで自ら読むセルフライナーノーツとその前後の話。
自分への備忘録の意味も込めて載せておきます(太字がセルフライナーノーツです)。
曲のタイトルを言って曲を流して途中で音を小さくして話すパターン。
♬何なんw♬
なんかワシ…もう100%ワシらしいような曲をデビュー曲にしてえな思うて作った曲です
あの~地元におる岡山の友達も あの今まで応援してくれとったYOUTUBEのファンの人とかにも
絶対がっかりされんような曲を作らんといけんな思うて あの~作った曲です 何なんw
デビューシングルを作ろう、と思って作ったデビューシングル。
どこを切っても、自分らしいと胸を張って言えるような曲にしたかった。
だから、口癖をサビに持ってきて、大好きな90年代風R&Bサウンドで、自分の心地いい方言で、
気持ちよく歌って、タイトルに草も生やした。w
「何なん」縛りで考えようとした歌詞は、何か月も寝かせたけど、
ふと「誰しもの中に存在するハイヤーセルフが、ダメな自分に語りかける」
というコンセプトが降ってきた。
結果、これ以上考えられないようなデビューシングルになった。(言うてますけどmore)
♬もうええわ♬
(イントロが流れると)はいきたはいきた
(少し音を大きくしながら)はいきたはいきた 名曲!(と言って照れ笑いで持っていた紙で顔を隠す)
もしも「何なんw」がデビューシングルに出来なかったら、
「もうええわ」でもええわと思えるくらい、思い入れの強いセカンドシングル。
ヒップホップに影響されたサウンドに乗せて、ちょっと汚くて、暗くて、ワルい世界を表現できた。
「俗世・執着からの解放」を裏テーマに、
人生におけるあらゆるネガティブなエネルギーに「もうええわ」する、自由の歌。
泣くくらいじゃったら笑ったるわアハハ~の「アハハ」を自分の声に合わせてハモる♬
♬優しさ♬
「優しさ」は「強さ」。
「優しさ」って、最強。
人と接するうちに、そんなことを感じるようになった。
冷たいピアノ、エモーショナルなストリングス、緊張感のあるビートに乗せて全力で歌った、
「優しさ」へのラブソング。
この曲 普通で終わったら超普通のいい曲で終わってしまうけん
あの~なんかちょっと違和感みたいなものを忍ばせたくて
Yaffleさんになんかすごい変則的なビートを あの…入れてほしい…
そう言うてオーダーしたらめちゃくちゃ期待以上のものを返してくださって
あとこの曲2番が最初はあったんやけど
「なくてもええじゃん」ていう提案をしてくれて
「ほんまになくてもええやん」て心からワシも思って めちゃくちゃばっさりさっぱりした…
あの~すごい…なんていうん きれいなだけじゃない曲になったかな…と思います
♬キリがないから♬
(セルフライナーノーツみつからず…)
スリリングなベースに、トラップ風のビートが絡む。
Yaffle氏のアレンジが冴え渡る、疾走感と高揚感にあふれたクールな楽曲。
要らんものを断ち切って、変化を恐れず、進化し続けることを誓った、決意の歌。
MVの時 こがなダンス踊りよったんやけど
これもまぁなんかYaffleさんのサウンドに大いにインスパイアされて あの~出てきた振り付けで
振り付け言うほどの振り付けやないねんけれど
でも天才ロボットダンス ロボットダンスだけやないや ダンサーのHILOMU(ヒロム)さんに
ロボット…ロボットやないや アンドロイド役を演じてもろうて
ほんまにかっこええMVになったんで要チェケラです
♬罪の香り♬
プログレ、ジャズ、ラテン、など色んな香りの漂うサウンドが圧倒的。罪への恐れを歌った楽曲。
アルバムで唯一、ホーンセクションが入っていることもあり、熱気や生感にあふれた、
アツい仕上がりになっている。
じゃあいってみますか「罪の香り」…(携帯から音を出すんだけど失敗…)
ちーーーもういっちょ?ちょっと待ってな ちゃんと…これ…ちょっとイントロが切れとったごめん…
(からの成功!)ドヤァwww
♬調子のっちゃって♬
ジリジリと、徐々に盛り上がっていく。
噛めば噛むほど味が出てくるスルメ曲!
お笑いラブ(ゆりやんレトリィバァよりインスパイア)なタイトルからは想像できない、
とにかくアダルトなムードの曲にしたかった。
この自分への戒めのような曲を書いてからは、多分あまり調子にのってない。(と思いたい)
(キリッとカメラ目線)
あの…よう「キリがないから」がスルメ曲ってワシが言っとるっていう書き込みを見るんやけど
言うてませんよ
「調子のっちゃって」がワシこのアルバムの中で まぁどれもスルメ曲なんかもしれんけど
一番スルメなんやないかなぁと思ってます
これはぜひみんな早くフルで聞いてほしい曲かもしれん一番…なんか…そう
♬特にない♬
Lo-fiヒップホップの心地よさ、温かさを意識した、アルバムの折り返し地点となる1曲。
日本語と英語のセクションが混在した歌詞で、「足るを知る」の精神を、淡々と且つ切々と歌っている。(つもり)
(カメラ目線)
こん曲な 指パッチンが入っとんやけどワシあんまええ音せんのんよ
じゃけんこれ 実はワイルドダンディマネージャーの指パッチンの音です
それをなんかYaffleさんが めちゃくちゃなんていうん?
いい感じのノスタルジックな音にしてくれて あの気に入ってます
この曲も噛めば噛むほど系かなたぶん この曲の歌詞は好きですね
♬死ぬのがいいわ♬
上京後、買い物帰りに「あなたとこのままおサラバするより死ぬのがいいわ~♪」というフレーズが降りてきた。
ずいぶん昭和な歌詞とメロディだな思ったけど、それが今っぽいトラップ風ビートと合わさったおかげで、
絶妙にオモロい個性的な曲になって大満足!(言うてますけどmore)
この曲は 地味に音域がワシの曲の中で一番広いです
2.56…2.5オクターブくらい音域がある曲です
これも最後まで聞いてほしいな…最後まで聞いてくれんとわからんと思う
これも気に入ってます ワシは
♬風よ♬
自分のルーツの一つである、昭和歌謡を全面に押し出した一曲。
Yaffle氏の現代解釈による、極力シンプルに削ぎ落としたアレンジが、
この曲の哀愁をよりいっそう引き立ててくれた
神さまを、吹く風に重ね合わせて、導いて欲しいと願う祈りの歌。
(また失敗)ちーーーー難しいコレかけんの…(からの成功)小声で「OK」
こんな感じの昭和歌謡っぽい曲になってます
非常にpersonalな曲ですね
♬さよならべいべ♬
上京するときの心情は、歌にしといたほうがいい。と言われた。自分でもそう思った。
でもそれがまさかの、こんなロックチューンになろうとは!自分でも思ってなかった。
アルバムの中でも異彩を放っているリアルな上京ソング。
(またもや失敗!)あちーーーーーちょっと待って~難しいこれ
♬帰ろう♬
この曲を発表するまでは死ねない。
この曲を発表するために日本語の曲を作ろう。
とまで思わされた曲。
それまでデタラメな言語で曲を作っていた自分にとって、
この曲のサビのメロディーが日本語で降りてきたことが、日本語の曲を書きはじめるきっかけになった原点。
「死ぬために、どう生きるか」人生を、帰り道に重ね合わせて、自問自答した。
ファーストアルバムの締めくくりには、この曲以外には無い。
(曲が終わって…)
「帰ろう」でした…まさかのフル尺…ていう…
返す返すもリアタイで見たかった。。。
いーのいーの、私は私が風くんを知った時点からの情報で全力で好きでいればいーの。
って、さかのぼっていろいろ探しとるがな。
今日はMステで、LiSAと加藤ミリヤが「サブスクで聞く好きなアーティスト」的な話の時に
ふたりとも「藤井風」と言っていて、ひとりにやけていました。
Mステに出演する日もそう遠くなさそうですね~楽しみ楽しみ♪
(でもちょっと不安で寂しいという複雑な気持ちがあるのも事実)
そして「帰ろう」がうまく歌えるようになりたい。本気でなりたい。